幕 新 日 誌
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| 五月二日
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幕末維新新選組の本が出た日 という題名の通りで赤い単行本の発行日でした。
なんかもう遠い昔といいますか記憶にも薄く、
体こわしかけつつ徹夜したりあれこれ
大変だったなーということぐらいで。
お励ましとご購入とご感想をいただいた方、
今でも大切にとっておいていただいている方、
本当にありがとうございます。
ブックオフに売っぱらったという方、
次の方が掘り出し物だと思って下されば幸いです。
なんでやねんというほど高値をつけてネットで
出品されているコレクターの方、
間違って買っちゃった方にうらまれると悪いので
普通に古本らしい値段にしていただきたいものです。
夫婦喧嘩の時に投げつけたりしている方、
できれば違う本でお願いします。
大辞典の項目を「あ」から読み始めては
ずっと読破できずにさじを投げている方、たとえば
全て覚えてもテストの点にも仕事の昇進にも
つながりませんので安心して時々拾い読み
なさって下さい。
新選組新資料新発見新研究、大いにけっこうだと
思っております。
人間の残す資料や記録も間違いと嘘と改変を含み
書くもの話すこともそのつど人により変わって
しまうものなので。
百年たったら「神谷清三郎」がうっかり歴史本か
何かで池田屋突入の隊士名に入っちゃったりなど
するかもしれません(笑)
秋雨の群雲つづきの合間を
縫うように今夜は雲間からの月が明星と
呼応するように映えて綺麗でした。
月齢だと十二日目……のようです。
四日の日曜が満月。さて晴れることやら。
ただいま修学旅行中らしき市村鉄之助君は、
中秋の明月を仰いで趣味の俳諧………なんて
風流そっちのけで騒々しいことでしょう(笑)
福岡鷹集団がここまで来て不振。
年経りて老いたりといえどもなお盛ん、
勝負の世界には将器は如実に出るもんだなぁと
格の違いというものについて考えたりします。
それでは失礼致します。
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