| 出羽米沢藩士 |
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| 弘化元年3月25日、出羽米沢藩士、中島摠右衛門の次男として生まれる｡ |
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| 幼名､猪吉。幼少時から天才詩人としての評判が高く、15歳で藩校興譲館 |
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| 付設の有于堂に学ぶが、形式的な学問を嫌い、辞める。 |
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| 18歳のときに米沢藩士小島才助の養子となり､20歳で家督を継ぐ｡ |
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| 本名、小島辰三郎。 |
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| 慶応元年、江戸に派遣され、任期終了後江戸に残り、儒学者安井息軒の |
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| 三計塾に学ぶ。その学才は大いに評価され、多くの俊才とも交わる｡ |
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| 帰国後、藩論を決するには正しい情報認識が必要なことを説き､藩命に |
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| より京都工作員となり上京。この頃の変名、遠山緑、一木緑、桂香逸、 |
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| 湖海郷侠徒。 |
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| 戊辰戦争について、倒幕は薩長の野望によるものと批判し、特に薩摩の |
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| 政略的行動に腹を立て、維新が攘夷の初心を失っていると非難した｡ |
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| 戊辰戦争が長引けば、土佐や肥後が離反すると考え、官軍の東北進撃を |
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| 阻止するために関東で反薩長の同志を集め、遊撃戦を展開するが、倒幕 |
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| は以外に早くに終結してしまう｡ |
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| 明治3年、上京して旧幕臣や脱藩浪人の救済と称し同志を集め、密議を |
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| 行っていたが､この新政府転覆計画は事前に発覚してしまい､捕われた｡ |
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| 明治3年12月28日、小塚原で斬首。17歳の山田浅右衛門の手によると |
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| いわれる｡享年27歳｡ |
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| 墓は山形県米沢市常安寺。現在の東京都谷中霊園墓地に墓碑がある｡ |
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| 辞世の詩 |
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| 死不畏死 死して死を畏れず |
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| 生不偸生 生きて生を偸まず |
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| 男児大節 男子の大節 |
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| 光與日争 光日と争う |
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| 道之苟直 道の苟直 |
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| 不憚鼎烹 鼎烹を憚らず |
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| 渺然一身 渺然たる一身 |
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| 萬里長城 萬里の長城 |
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