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金木犀のかおるころ
「十月九日」は近藤勇の誕生日だったそうで……。
例によって、江戸時代の人の誕生日などというのは
全然あてにならないというか信用できないので、
それがどうしたという感じだが、まあ一月一日や
五月五日生まれ等というのよりはいくらか本当っぽい(笑)
天保五年十月九日=西暦1934年11月9日なので
今のカレンダーでいくと、来月がお誕生の季節となる。
ただ、これだけ毎年温暖化だの異常気象だのが
当たり前となってくると、必ずしも西暦であわせれば
同じ季節感とも限らない。

彼岸花は終わって(花盛りにくらべて枯れ方はむざんである)
そろそろかなと思うとやっぱり十月の声を聞いたとたんに
あ、きたきた、という良いニオイが風向きによって訪れる。
金木犀も、わりと毎年正確に咲く花のような気がする。
子供の頃、このニオイのもとが何の花なのか知りたくて
友達と鼻をひくひくさせながら通学路を歩いたものだ。
そして、人の家の庭のブロックに細かく散りかかりながら
もっさりとした木に点々と小さなオレンジの花が咲いていて
え〜っ、これぇ?と二人で拍子抜けしたのを覚えている。
甘くて強い香りから、何となく、たとえばランとかユリとか
バラとか、ああいう豪華でしっかりと大きく美しい花が
咲いているに違いないと想像していたためだ。
しかも、このあるかないかのニオイが、きっと花のあるところを
つきとめたらもっとすごいクラクラするぐらいはっきりと
いいニオイに包まれているに違いない、とも思っていたから、
間近で見た金木犀は何とも地味で、近くによっても
逆にたよりないぐらいの芳香しか出していなかった。
そのブロックの上に散り落ちている花を指で拾い集め
家に帰って空き瓶に入れてもらった。
金木犀は香りが強いので自分の庭にあると花期は
一日中かいでいなければならず、また花も葉も地味で
その一時期しか目立たない木のようにもみえ、
当時の狭い通学路には、ここもあそこもというほど、
植えているお宅はなかった。それで、なぜかその近くだけは
プンと甘いニオイをさせる所があるのが子供にとって
不思議だったのだろう。
その後はトイレの芳香剤の代名詞みたいになってしまい
だいぶイメージは落ちたが(笑)
高校の頃だったか、時々、金木犀のニオイのするコロンを
つけてきている子がいて、すれちがうと気づいた。
「キンモクセイの香り」と書いてあるのに、あけてみたら
「ぜんぜん違うよー!」というトイレ用消臭剤に慣れていた頃(笑)
なので、ホンモノの花のニオイに近いコロンがあるということに
イナカの高校生どもはちょっと驚き、しかしすぐ忘れた。
やはりあの花は、十月の風にのってどこからかぷんぷんと
鼻をくすぐるように気づかれ、どこだ?と目で探して
あったあった、あそこの家だとか探す楽しみ方が良い。

きょう10月10日といえば東京オリンピックの日で体育の日であり
晴れの特異日というだけあって朝は見事に晴れている。
それぞれに記念の意味があってこその祭日だったのに、
なんでもかんでも第二だの第三だのの月曜にして三連休に
すればいいというのは所詮は働こうが連休とろうが給料の
変わらない役人根性の生み出すことに違いない。
連休=レジャー・遊興費に使える人は減っていくだろう。
関連業務が止まるので毎度あまり連休は有り難くない。

という事で金木犀の香り=近藤勇の誕生日を思い出す
ことになるここ数年、しかしどうもあの人が晩秋の生まれと
いう気が全然しないのは私だけか。
よく「とつきとおか」というので、そうかお正月が勇の
発祥かと思うのも私だけか。
近藤勇が生まれたからその後に新選組があり、新選組が
あったから知り合っている人も当時から今日まで
数え切れないほどいる。
不思議なものだという事でもある。


by 沖田総司 ¦ 08:30, Friday, Oct 10, 2008 ¦ 固定リンク ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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